2021-01-22
安倍政権の頃から、
ヒラメ公務員という言葉を聞くようになった。
「忖度」ばかりして、上の方ばかり見ている公務員をヒラメ公務員と呼ぶ。
実は、私は公務員と何度か大げんかをしている。
いずれも、公務員といっしょに仕事をする専門職の立場だったとき。
公務員の組織にきっちり組み込まれているわけではなく、
でも、給料は行政から支払われている立場で、
上司に当たるのだろうけれど、こちらは別建ての位置づけという、
そういう状況で、ブチ切れた。
相手も強く言えず、手を焼いていたのだろう。
相手は、ヒラメの群れの中で仕事をしていたら、
急に横を泳いでいた種類のわからん小さな魚が襲ってきた感じか。
相手から見ると、私は、じゃこのふりした鮫だったのかしらん。
とにかく、私は怒りまくったのを覚えている。
啖呵を切った、というようなかっこいいものじゃなかったと思うけど、
でも、それ以後、私には何も言わなかったから、
相当厄介な存在だったのだろう。
だって、彼らはヒラメの生態で生きているだけだものね。
並んで上を見ていると思っていたのに、横から、襲われてびっくりしただろうね。
しかし、だ。
公務員というのは、上が言ったら、絶対従わないといけないのか。
上に意見を言ってはいけないのか。
私はヒラメの群れにいるヒラメであった経験がないので、
そこはわからない。
しかし、おかしいと思うことはおかしいと言いたいではないか。
自分が説明できないようなことを、他人に従わせようとするなよ。
私は、自分が説明できることに責任を取りたい。
が、そういう人間は公務員が務まらないだけなのか。
上の言いなりで何とも思わない人間が公務員になるのか。
いや、ヒラメも悩んでいるのかもしれない。
実際、懊悩しているヒラメはたくさんいると思う。
この誠実な人たちを苦しめないで、
きちんと意見を主張したい。
今日は、行政の会議。
私は吠え気味だった。
だって、上司(今回は自治体トップだ)の無理難題に困った公務員が、
そのトップとは意見の異なる私に納得してもらおうと躍起になっているのだもの。
M吉をなめてたね。
ふだん、やわやわしているから、懐柔できると思ったか?
闘いは続く。(ため息)
しかし、懐柔できない私に、ヒラメたちもため息をついているのだろうな。
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