昨日の施設面談(2)
2017-08-03


「ドキドキする」
「ふらふらする」(お腹が空いているからかな、とパンを食べた)
「私、何も覚えてない、重症やね」
と言ったようなことを何度、繰り返したことか。

やがて、息子もやって来て、
とっくに施設に着いているはずの時間に義姉の家を出た。
車から、先に施設で待っている後見人に電話。

施設に着いて、部屋を案内してもらう。
施設はきれいで清潔で、居心地の良さそうなところだ。
義姉が入居するとすればここになる、という個室を見せてもらう。
義姉は、「部屋ってこれだけ?」と困っている。
要するにワンルームなので、困りきっているのだ。
「私の家は、10個くらい部屋がある」と言い出す。
え? とびっくりしたが、義父が亡くなるまで家族が住んでいた家のことだとわかった。
2軒分を一つにしただだっ広い平屋だった。
庭や玄関が二つあって、家の中で迷いそうだった。
が、30年以上も前の話だ。

困惑すると、古い記憶などが時系列を無視して甦るのか?

スタッフがたくさんいて、住み心地は悪くなさそう。
見学を終わると、責任者や複数のスタッフもまじえて、
お話し合い。
と言っても、実は義姉が独立型のフロアの住居が可能か、
サポート型のフロアが適当か、施設側の見極めの場でもある。

義姉はしっかり質問をして、会話をしている。
が、同じ質問を繰り返し、今説明されたことも記憶にとどめられていない、ということは、すぐにわかるだろう。
最終、そこを辞し、義姉を車に乗せてから、
施設長さんとちょっと立ち話。
すでに見極めはついている様子。
ただ、入居者の平均年齢は、86歳、とのこと。
義姉は70歳だ。

確かに、見学の時に、出会う人、出会う人、
みな、もう立派な「老人」だった。
義姉も年を取ったとは思うが、それでも、
長い間、梅田でOLを続けてきたシティ派の70歳は、
他の入居者とは全く雰囲気が違う。

ここに置いてしまうのは、ちと酷なような気がする。
いくつも迷う要因がある。

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