ステテコ派とタキシード派
2013-08-07


友人と話していて、面白い対比を考えました。標題の通り、ステテコ派とタキシード派。
 いえ、大した話ではないんです。しかも、タキシードというのも大げさなんですが、つまり、晩ご飯の食べ方のこと。

 昔、私の父は、仕事を終えた夜のご飯は、ほんとうにリラックスして味わうことを楽しみにしていました。ベルトなどの締め付ける物を身につけず、夏ならクレープのシャツとステテコという恰好でビールなどを美味しそうに飲んで食事をしていました。一日の疲れがそれで癒される、というようでした。だから、外食は嫌いで、滅多に外食はありませんでした。
 そのかげで、もちろん、母が忙しく食事の支度や後かたづけに追われていたのでしょうが、そんなことは父は気にかけませんでした。
 そのせいかどうか、母は外食が大好き。若い時は仕方なく父に合わせていたようですが、年を取ってからは外食派全開です。今より足が丈夫な頃は、よく出かけて、外食していました。父も、仕事を辞めてからは、結構、母につきあっていました。

 子どもの頃の夕食の原風景は、父のリラックスした晩ご飯です。で、私は、これが好きではない。だらしなく思えるのです。
 夕食はちゃんと身なりを整えて、ちゃんと良い物を味わいたい。割烹でもいいし、レストランでもいいですが、外食派です。できれば、美しい音楽が流れるお店で、ちゃんとサーブされたい。きちんとした恰好で、話題を選びながら、楽しみたい派なのです。

 で、ステテコ派とタキシード派というようにネーミングしてみました。まぁ、どっちも本来女性の衣服ではないですが、この際、これは無視しましょう。リラックスして食べるのも、外食を楽しむのも、どちらにしても、もともとサーブする側だった女性が享受する生活文化ではないですから。

 で、今の私の生活感覚には、自分がサーブする、という意識は皆無。
(^^)

 いずれを選ぶにしても、程よく、生活に配分されていると、バランスが良くていいのでしょうね。
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