過去の出来事ばっかり、、、
2022-06-08


もう、思い出ばっかりになると思う。
今後は、そんなに書きたい出来事を経験すると思えないので、
振り返りのブログになりそう・・・

で、思い出したこと。

もう20年くらい前のことだ。
一人で、メルボルンの学会に行った。

で、向こう見ずなのか、ただのアホなのか、
自分でも呆れるのだが、
まず、メルボルン空港に降り立ったとたんに、目の前に自分が泊まる予定のホテルが建ってると思い込んでいたお目出たさ。
んなもん、あるわけない。
ずっと後で、このことを息子に言ったら、
「関空でも伊丹でも、大阪市内まで電車とかバスに乗るやん?」と言われて、なるほど、と思った。
「メルボルンは、小さな都市だから、どこでも歩ける」という観光ガイドか何かを鵜呑みにしたのだった。
で、困り果てて、空港の観光ガイドカウンターに駆け込み、
ホテルの名前を言っても、知られていないとわかり、呆然。
住所は? と聞かれて、
日本を離れる少し前に、何かの書類に書いたので、住所は辛うじて覚えていたので、伝えることができた。
で、住所を言ったら、
「あのバスに乗りなさい。あなたの行きたい通りを通るから」と指示された方向を見ると、一台の小型のバスが止まっていたので、
それに乗るべく近づいたら、外にいた運転手に、
前払いだと言われた。
日本の空港でチェンジしたトラベラーズチェックを出したら、
トラベラーズチェックは扱っていないと言う。
「え、そんなの聞いてない」と言いたいところだけど、どうしようもない。現金は持っていなかったので、VISAで払うことにした。
で、彼が、用紙を取り出して、私の住所を聞くので、
アルファベットで住所を伝えようとするが、
そこは、オーストラリア。
発音が通じない。
「A」の文字すら伝えられない。「A」は、「エイ」じゃないんだよね。
でも、「ア」も通じなかった。
何度もやり取りしたが、彼はもう、お手上げ、という感じで、
「もう、ええわ、乗って」と言った。(オーストラリア英語で(笑))。

車中で、メモ用紙を出して、自分の住所、名前、電話番号を書いて、
「あんたの泊まるホテルは、あそこやで」と運転手がバスを停めて、
指さしたので、
私は降りるときに、
「これが要ったんでしょ」と、住所を書いたメモを渡したら、
彼は初めて喜んで、
「おー、ビューティフル!」と言った。

日本人は、筆記はうまいのだ。
発音はヘタだけど。

で、何とか、無事にホテルについて、
まあ、いろいろあったのだけど、
ある日、どうしても行きたかった動物園に行くことにした。
(学会はどうした、という感じだが、なにしろ、しばらくは物見遊山に余念がなかった。)
で、またもや、徒歩で行けると信じて、ずっと歩いて行った。
行けども行けども、たどり着かない。
そもそも、地図に出ていたすぐ近くのはずのランドマークすらない。

やけに広い道路を歩き続けていたら、向こうから人が来たので、
この際、人種も性別も関係ない、と、縋りつくように尋ねた。
「メルボルン・ズーはここからどう行けばいいですが? 歩いて行くの」と言ったら、
相手は、超びっくり。
「歩いて? 歩いてはいけないよ」と、言って、
割に近くに見つかったトラムカーを指さして、
「あれに乗ったら行けるよ」と教えてくれた。

で、お礼を言って、トラムカーに乗って、無事に動物園に行ったのだが、
オーストラリアは広いんだ、というのが実感だ。
メルボルン・ズーでは、孔雀が、日本の鳩のようにそのへんにいて、屋根とかにも何羽もとまっていて、
誰かが食べ物を投げると群がってつついていて、
「孔雀のプライドはないんかい」と、心の中で突っ込んだりしていた。
初めて見るウォンバットなんかに魅入られて見た記憶が残っている。


続きを読む

[旅行]
[思い出]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット