2017-08-09
昨日、後見人さんとケアマネさんと私の三人で、義姉の施設入居をどう進めるか、相談してきました。
今の状態だと、絶対、義姉は施設などには行きません。
義姉は、ワンルームに呆然とし、
浴室が部屋についていないという説明の時点で、
意識が飛んでいるかのように無反応になっていました。
認知症の人がすべてそうなのかはわかりませんが、
ただ、義姉を見ていると、
その場の対応はちゃんとできていて、気配りもできます。
だから、少々違和感があっても、相手に合わせています。
三食とも提供される食事のことなども具体的に質問します。
義姉「今は、自分で作って食べていますが、
今後、そういうことができなくなった時は、有難いですね」
私たち「・・・ ・・・」
義姉「外食が好きなので、わりによく外食するんですが、そういう時は、お食事を断ることができるんですか?」
私たち「・・・ ・・・」
施設長「早い目に言っていただければ、対応します」
施設長さん、にこにこと優しい笑顔。
施設見学の帰り、
義姉「ここの地理的な位置がわかっていないので、一度、自分一人で来てみたいと思います。」
私たち&施設長「・・・ ・・・」
(ごめんよ〜、みな絶句しちゃって、反応しそびれた、、、、)
ケアマネさんに教えてもらいましたが、
認知症が進むと、
本人は過去の自分が現時点での自分となっていて、
私たちとは違う風景を見ているようです。
それは、義姉を見ていると、よくわかります。
私たちは、現在の義姉を見て話をしていますが、
義姉自身の自己認識は過去の義姉です。
だから、病気になる前の記憶が鮮明で、
今もその記憶に沿って生きています。
ヘルパーさんも、何度も会っているケアマネさんも知らない人です。
いつまで経っても知らない人です。
施設に入れば、いろいろな人と接するので
おしゃべり好きの彼女にはハリになるかと思ったのですが、
ひょっとして、知らない人ばかりに囲まれて、あまりうれしくないかも、とも思います。
なじみのない部屋、なじみのない人たちに囲まれて、
彼女は元気になれるのかなと、不安がわいてきます。
でも、今は、食事もろくに摂っていないかもしれず、
ヘルパーさん以外に誰にも会いません。
足しげく訪れるのは、実姉のS姉だけ。
そのS姉がいやなのだから、今が良い状態とも思えません。
昨日、三者の懇談で、初めてケアマネさんから聞きましたら、
S姉が義姉を責め立てて、義姉は震えて縮こまっていたそうです。
「Sさん、そのくらいにしときましょう」とケアマネさんが割って入っても、
S姉の癇癪は止まらないのだそうです。
こうしたS姉をケアマネさんもヘルパーさんも目撃し、
後見人さんは電話でかみつかれたそうで、
閉口しているようでした。
義姉は、男性の友人Iさんと私を信頼しているそうで、
施設入居についてもIさんと私に「ご尽力いただきたい」そうです。
ただ、その私が、施設入居を絶対いいことだ、と思えないので、
なんだか悩ましいのです。
義姉が、自分で施設に行った方がいいかなと思うまで、
ゆっくり施設についてのメリットを話していくしかないかなと思っています。
昨日は、後見人さんの事務所のビルに傘を置き忘れてきました。
大丈夫なんだろうか? そもそも私が、、、。
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