高齢者施設
2017-06-29


以前、訪問した夫の叔母さん夫婦が入居している高級ケア付き住宅は、
法事で会った叔母さんの娘と息子と話したとき、
「Akちゃんも、同じところに入ったら、ええやん」と言ってくれていた。
自分たちが毎日訪問しているし、
義姉も幼時から慕っている叔父叔母と一緒だったら、心丈夫だろうと。

実は私もそう思っていた。
しかし、S姉が、自分の家から遠くなって、しょっちゅう訪ねて行ってやれない、と反対のようだった。
叔母の息子が言った。
「Akちゃんが、Sねえちゃんに来てほしいとは思ってないかも」と。
やんちゃ気味の従弟は、はっきりものを言う。
S姉は、
「あの子の世話は何もかも全部、私がやっているんよ!」と興奮気味に主張していた。
確かに、ご飯を持って行ったり、掃除をしたり、せっせと通っている。
が、S姉と一緒だと義姉は決して病院に行かなかったのだが、
病院の受診がなければ、介護保険も後見人もスタートしなかったのだ。
そして、受診に付き添ったのは、全部私なのだが、
それはS姉にはカウントされていない。
でも、最後、従姉弟たちと別れるとき、
従姉が私の手を握って、
「大変だと思うけど、よろしくお願いします」と言った。
幼い頃からS姉を知っている従姉弟たちは、どうやら、全部わかっているようだ。

義姉の入居候補に、叔父叔母がいるその施設も加えてもらうよう、後見人にパンフを見せた。
電卓を入れながら、後見人が言うには、
「お金の点で、無理です」と。
義姉は今、70才なので、後30年生きると想定しての計算らしい。

叔父叔母は、結構な額の入居一時金を払った上で、二人で毎月65万円ほど払っているそうだ。
が、余命の長さが違う。
にしても、お金持ちだわ〜。

義姉のこれからの人生を100歳まで想定しないといけないかなぁとは思うが、
まぁ、義母も95歳まで生きたから、可能性がないわけではない。
私の夫は、53歳で亡くなったけどね(涙)

そしてまた、S姉が新たな施設を見つけてきた。
今度は、後見人、ケアマネとも、良い施設だと言う。
それならいいではないか、と思うのだが、
どういう部屋にするか、で、意見が一致しない。
そこはフロアによって、自立型とサポート型に分けているらしく、
後見人は見守りスタッフのいるサポート体制のあるフロアを勧め、
S姉は部屋の見晴しや広さなど住み心地を優先しているので、自立型のフロアを主張する。

同じ建物だから、サポートもしてもらえるのではないかと、
素人の私は思うが、どうもそのあたりの区分は明瞭に線引きがされているようだ。
とすれば、サポートタイプの部屋でないと無理だ。

施設側が、義姉を見て、どう判断するか、というところにかかってくるのだろうが。

なんだか、S姉には疲れる。
主張は強いが、理論的に説明する、ということが苦手なようだ。
疲れる。
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