小野小町
2025-02-17


私は、歴史の専門家でもないし、
ただの名もない高齢のブロガー(ブログ書いているからブロガーというだけの意味ね!)なので、
思いつきで、無責任にいろいろ書きます。

で、小野小町のこと。
歴史上、不明なことの多い謎の人物ですが、
「美女」の評判が高く、
歴史好きの男(偏見を交えて言っちゃう)が、
やたら興味をかき立てられたのかなと思います。

男たちの求愛をことごとく断ったことなどが有名で、
自信過剰の男などは、「自分なら」と思い込んだりして、余計、興味を持ったのでしょうか。

<ここから、ですます調、やめる>

ほんっとに、自信持ちすぎの「男」が多い。
それが、そもそもセクハラの素なんだけど。
ま、自信を失ってこじれた「男」もややこしくてうっとうしいけどね。

で、小野小町。
「穴なし小町」などと言われている。
これって、男を寄せ付けなかった、と言われるイメージから来たのだろうか。

実は、私は、このワードで、ずっと思っていることがある。
間違いかどうかは証明のしようがないけれども、私のイメージだ。
小野小町さんが怒ってこなければ許されるだろう。

私は、
小町さんは、今で言う、「完全型アンドロゲン不応症」だったのではないか、と思っている。
これは医学的な名称だが、
ざっくり言うと、
この状況の人は、性染色体はXYだが、
胎児期の性分化の時期に、アンドロゲン(つまり男性ホルモンね)を受容する機能が働かなかったので、
外見は、女性形だ。
そういう人も結構おられるだろうが、その事実に直面して、
絶望する人も多いだろう。

膣は外見的には存在するが、盲端となっている。
男性性器は、原器は存在するが、発達していない。
見た目は完全に女性形。
しかも、通常より女性らしい外見だと言われている。
女性的で美しい人が多い、と聞く。

アメリカの歌手・モデルで、イーデン・アトウッドという人がいる。
写真で見ると、とても美しい。
以前は動画もあったが、今は見つからないので、削除されたのかな?
歌は、youtubeで聞ける。
[URL]

この人は、アンドロゲン不応症であることをカミングアウトしているが、
事実を知らされたときは、相当な葛藤があったようだ。
苦しみは、ずっと続いている可能性もある。

こうまで美しいと、人々の賞賛や憧れを生むだろう。
が、自身の生物学的性は「男性」だと知らされたのだから、そのショックたるや、想像もつかない。

が、実際のところ、
性染色体がXYであるから、「男性」とは言えない。
決めつけられない、と言うべきか。
多くの人は、Y染色体にあるSRY遺伝子の働きから、いわゆる「男性」の性的特徴を獲得し、
SRY遺伝子を持たない人は、いわゆる「女性」型の特徴を持って生まれる。

が、その境界は実に曖昧だ。
胎児期の性分化はとても複雑だ。
だから、両方の特徴を持つ人もおられる。
そもそも、男女の区別は、どこで線引きされるのか。
実際のところ、男女の二つの性別しかない、という認識では、
現実に見られる実態を説明できない。
性を二種類に分けるのは、生殖機能に着目しての話だが、
実は生殖に関与しない個体もあるわけで、
生殖を軸に人間を分けるのなら、まず生殖年齢に絞らなければならず、雄の個体と雌の個体と、生殖に関与しない個体の3種類がある、ということになる。
男と女の二種類に分けるのは無理があるし、それぞれを定義づけるのは至難だ。

大学の授業で、この性の分化について教えていた頃、
学生たちは、もっと早くに教わるべき事だと感想を伝えてくれた。
教わらなかったから、無知で偏見を持った大人たちのマネをして、

続きを読む

[説明]
[ジェンダー]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット